4/27にAmazonから新型Fire HD 10が発表になった。専用キーボードも発売されるから『タブレット以上、PC未満』を狙った商品なんだと思う。競合しそうなIdeaPad Duetと比較したので記事にする。
結論:ノートPCライクに使うならIdeaPad Duetの方がおすすめ
IdeaPad Duetは以下の点でNew Fire HD 10+専用キーボードより優れている。ノートPCライクな使用方法が多い人にはIdeaPad Duetをおすすめする。
IdeaPadをおすすめする理由
- 専用キーボードだから接続が簡単(Bluetoothペアリングが不要)
- PC版Chromeが使える
- タブレットモードでスワイプ操作で戻れる
以下、詳細な比較をしていく。
スペック比較
マシンスペック的にはそこまで変わらない。主な違いは以下だ。
Amazon Fire HD 10は、
- Fire OS
- ストレージが32〜64GB
- microSDカードが使える
- イヤホンジャックがある
- Wi-Fi 5(11ac)に対応していない
Chromebook IdeaPad Duetは、
- ChromeOS
- ストレージが64〜128GB
- microSDカードが使えない
- イヤホンジャックがない
- Wi-Fi 5(11ac)に対応している
Amazon 新fire HD 10 | Amazon 新fire HD 10 PLUS | Lenovo IdeaPad Duet | |
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価格 2021/04/29時点 | 15,980円(32GB) 19,980円(64GB) | 18,980円(32GB) 22,980円(64GB) | 39,800円(Amazon版) 31,800円(通常版) |
価格(キーボード込) 2021/04/29時点 | 21,960円(32GB) 25,960円(64GB) | 24,960円(32GB) 28,960円(64GB) | ー |
OS | (たぶん)Fire OS 7 | (たぶん)Fire OS 7 | Chrome OS |
ディスプレイ | 10.1インチ | 10.1インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1920 x 1200 | 1920 x 1200 | 1900 x 1200 |
コントラスト比 | 1300:1 | 1300:1 | 900:1 |
輝度 | 400nit | 400nit | 400nit |
プロセッサ | 2.0GHzオクタコア | 2.0GHzオクタコア | Helio P60T (2.0GHz、オクタコア) |
RAM | 3GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 32 or 64GB | 32 or 64GB | 64 or 128GB |
microSDカードスロット | 1TBまで | 1TBまで | -(なし) |
サイズ | 247 x 166 x 9.2mm | 247 x 166 x 9.2mm | タブレット本体: 239.8 x 159.8 x 7.35mm キーボード・カバー装着時: 244.9×169.3×18.2mm |
重量 | 465g | 468g | タブレット本体: 450g キーボード・カバー装着: 920g |
スピーカー | Dolby Atmos デュアルステレオ | Dolby Atmos デュアルステレオ | ステレオ |
イヤホン端子 | ○(あり) | ○(あり) | -(なし) |
カメラ(フロント) | 2MP | 2MP | 2MP |
カメラ(リア) | 5MP | 5MP | 8MP |
ビデオ録画 | 720p | 720p | 720p |
Wi-Fi | a/b/g/n | a/b/g/n | a/b/g/n/ac |
バッテリー駆動時間 | 12時間 | 12時間 | 10時間 |
アシスタント | Alexa。ハンズフリーモード対応 | Alexa。ハンズフリーモード対応 | Google アシスタント |
Bluetooth | v5.0 | v5.0 | v4.2 |
端子 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | -(なし) | ○ | -(なし) |
IdeaPad Duetをおすすめする理由
PC版Chromeが使える
IdeaPad DuetはChrome OSだからPC版Chromeが使える。それに対してFire OSはSilkブラウザが標準だし、Google Play Storeを入れたとしてもAndroid版Chromeになるから拡張機能が使えない。
タブレットモードでスワイプで進む/戻るができる
Fire OS 7はAndroid 9がベースだから、ジェスチャー操作が搭載されてない。10インチの端末で何回も画面下部の戻るボタンを押すのは手が疲れる。タブレットモードの快適さを考えたらスワイプで進む/戻るができるIdeaPad Duetの方がおすすめだ。
Fire OS 8でスワイプ操作ができるようになることを期待しよう。
ウィンドウサイズが自由自在
New Fire HD 10では画面分割できるっぽいけど、IdeaPad Duetでも当然できる。New Fire HD 10はAndroidベースだから2分割が限度な気がするから、自由にサイズ変更できるIdeaPad Duet(Chrome OS)の方が良い。
付属キーボードが充電不要・トラックパッド付き
IdeaPad Duetのキーボードは充電不要だし、トラックパッドがついてる。それに対してNew Fire HD 10の専用キーボードはBluetooth接続で別途充電が必要。
New Fire HD 10の方が良いところ
安い
32GB版のNew Fire HD 10+専用キーボードだと21,960円だから、IdeaPad Duetより1万円安い。
ノートPCとしての使用が少ない人ならNew Fire HD 10でもいいけど、それなら10インチクラスの中華タブレット+Bluetoothキーボードでもいいんじゃないかと思う。
膝上で使いやすそう
IdeaPad Duetはキックスタンドだから、膝上だと安定感に欠ける。New Fire HD 10の専用キーボードはキックスタンドじゃないから、Amazon公式の画像みたいにどんな体勢でも使いやすそう。
microSDカードが使える
Prime Videoなどのサブスクデータを大量にダウンロードしたり、手持ちの写真や音楽などを全部持ち歩く人には良いかもしれない。外部ストレージとして使える。
まとめ
PCとして使うにもタブレットとして使うにもIdeaPad Duetの方がおすすめ。汎用的に使うなら絶対にIdeaPad Duetだ。
動画鑑賞専用のような頻繁な画面遷移をしない使い方だとしても、New Fire HD 10よりAndroid搭載の10インチ中華タブレットを買ったほうが良いんじゃないかと思う。
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