リケーブル対応有線イヤホンKZ ZSTXとBluetoothアダプターTRN BT20S Proを組み合わせて完全ワイヤレス化した。1万円程度で超音質の良い完全ワイヤレスイヤホンになったのでレビューする。
KZ ZSTXはコスパ高すぎ
KZ ZSTXは2000円台で買えるのに超音質が良くて、オーディオ系YouTuberも絶賛している有線イヤホンだ。KZ ZSTXを購入した動機は”音質がいい”を安く体感したいという点だったんだが、十分に体感できた。
KZ ZSTXは音質がめっちゃいい
私はクソ耳だからあまり音質に対する自信はないんだが、今まで使ってきたどのイヤホンよりKZ ZSTXの音質は良い。Anker SoundCore Life NCの音質でも感動していたけど、KZ ZSTXの方がドンシャリ具合が減って、全体的にクリアな音質だ。
YouTuberたちも絶賛しており、完全ワイヤレスイヤホンだと2、3万円以上のクラスじゃないと同等の音は出せないらしい。有線だと2000円台でその音質が聴けてしまうのが恐ろしい。ワイヤレス化しないとしてもKZ ZSTXはおすすめ。
2021/04/15追記
ZSTxの上位機種であるZAXに換装しました。音質はZAXの方が良いですが、コスパはZSTxの方が良いです。
TRNのBluetoothアダプターはコスパ高すぎ
せっかく音質のいいZSTXをワイヤレス化できないものかと思い調べてみたら、Bluetoothアダプターを使えばワイヤレス化できるらしい。Bluetoothアダプターは3,000~30,000円と値段幅が広すぎる。今回はコスパが高いTRNというメーカーのアダプターを購入した。
TRN BT20S Proが超優秀
TRNはKZと同じく中華イヤホンのメーカーで、有線イヤホンも人気は高いようだ。そんなTRNのBluetoothアダプターは、ネックバンドなら3000円、完全ワイヤレスでも9000円で買えてしまう。他のメーカーだと完全ワイヤレスが2万円以上する。安すぎて引く。
スペックは以下の通りだ。
TRN BT20S Proの良いところ
- 価格が安い(1万円以下)
- イヤホン単体での連続再生時間が9時間
- AAC、apt-Xに対応
- コネクタが付け替え可能なので、いろんなイヤホンで使い回せる
コネクタ形状 | MMCX 0.75mm 2pin 0.78mm 2pin |
チップセット | Qualcomm QCC3020 |
連続再生時間(イヤホン単体) | 9時間 |
連続再生時間(ケース込) | 72時間 |
充電時間(ケース) | 1.5時間 |
充電ポート | USB Type-C |
防水規格 | ? |
Bluetooth Ver. | 5.0 |
コーデック | SBC AAC apt-X |
価格 | 8,500円 |
KZのイヤホンなら0.75mm 2pin
KZのイヤホンなら0.75mm 2pinだが、BT20S Proはイヤーフックを買えて他の規格(0.75mm-S 2pin、MMCX)のイヤホンとも接続できる。
値段を優先するならネックバンド
ワイヤレスイヤホンと同じようにBluetoothアダプターもネックバンドタイプと完全ワイヤレスタイプがある。当然だがネックバンドタイプのほうが安い。大まかなの価格は以下の通り。
- ネックバンド:3000〜15000円
- 完全ワイヤレス:10000〜30000円
値段幅がありすぎる。アダプターだけで3万円なのに、リケーブル可能なイヤホンも必要だ。オーディオ沼は深い。
「KZ ZSTX」+「TRN BT20S Pro(0.75mm 2pin)」
コスパ最強なリケーブル有線イヤホンと、コスパ最強なBluetoothアダプターを組み合わせる。ZSTXを接続する場合は、0.75mm 2pinなので注意してほしい。
BT20S Proのケースはハウジングをしまう部分が狭い
BT20S Proはイヤホンのハウジングをしまうスペースが狭いから、ファスナーが閉まるか怪しいが、耳にかける部分が柔らかいため、問題なく閉めることができる。
ハウジングが大きいイヤホンを使う場合、締まらない可能性もあるから注意だ。
LとRが逆?
イヤホンのLとRが逆なように見えるけど、
手に持ってファスナーを開けたときにこの向きになるという理由で逆にしている(と勝手に納得している)。
音質の劣化は無い
無線化することで多少音質の劣化があるかと思いきや、音質の劣化は感じられなかった。ただし、無音時にホワイトノイズが入る。音楽を聞いていれば気にならないので、個人的には問題なし。
通話品質は良い
通話品質は良くてオンラインミーティングにも普通に使える。Soundcore Life NCと同程度でクリアに音を拾う。これは嬉しい誤算。
メガネやマスクとの干渉は問題ない
テンプルが極太メガネだと干渉するかもしれないけれど、一般的なメガネなら干渉は問題ない。メガネのテンプルは頭に沿うようになっているのに対し、BT20S Proは耳輪に沿うからだ。耳輪という単語を初めて知った。
私はPITTAというメガネが曇りにくいポリウレタン素材のマスクを使っている。PITTAは耳にかける紐が細いから、BT20S Proとも干渉しない。PITTAはまじでメガネが曇りにくいからおすすめ。
まとめ
KZ ZSTXとTRN BT20S Proの組み合わせで高音質な完全ワイヤレスイヤホンができた。バッテリー持ちも良いし通話品質もいいから、これ1台あればプライベートから仕事までマルチに使える。かなり満足度の高いイヤホンになった。
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