【エレコム M-XT3DRBK レビュー】トラックボールマウスなんて物好きが使うものかと思ってた

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M-XT3DRBK

私はシステムエンジニアという仕事柄、毎日最低8時間はパソコンを使っている。そのせいかは分からないが、マウスを使う右手の手首に痛みを感じることが増えてきた。そんな理由から今回トラックボールマウスを導入したので、普通のマウスを15年近く使ってきた私がトラックボールマウスに変えた感想を書く。

目次

トラックボールマウスは物好きが使う?

勝手なイメージではあるが、トラックボールマウスは物好きが使うものだと思っていた。便利だから使うんじゃなく、トラックボールマウスを使っている自分が好きだから使うみたいな。どう考えたって手首を動かしてカーソル動かした方が楽に決まってる。特殊なマウスを使っている自分に酔っているだけなんだと。

でも特殊なマウスだって思っているからこそちょっとした憧れはあったのも事実。今回は手首の疲れを感じるようになったという大義名分を掲げトラックボールマウスを導入することにした。

エレコムのトラックボールマウス(M-XT3DRBK)を買った

M-XT3DRBK

トラックボールマウスも結構種類はたくさんあって、定番だとM570(後継のM575も発売された)、MX ERGOあたりだ。M570は5000円、MX ERGOは1万円を超えるため、トラックボールマウスに懐疑的な私としては高いと感じた。他に良いマウスはないものかとAmazonを見ていく中で、3000円で機能が豊富なトラックボールマウスを見つけた。それがエレコムのM-XT3DRBKだった。

エレコムは種類も多いし全体的に安い

ELECOMのトラックボールマウス

エレコムは知らない人はいないであろう有名メーカだが、実はトラックボールマウスも豊富に発売している。操作する指の違い(人差し指・中指操作、親指操作)から、マウス自体のスペック(ボタン数、無線/有線やその他付加価値)も様々だ。詳しくはAmazonのエレコムのページがわかりやすいから参照してほしい。

3000円なのに無線(USBドングル)・6ボタン・DPI切り替え可能

定番のM570と比べてもM-XT3DRBK(黒玉)はカタログスペックだけ見ればコスパが高い。トラックボールマウスは奥が深そうな気がするからカタログスペックだけで語れない気もするけど、初トラックボールの私にはカタログスペックも重要だ。

M570
(Logicool)
M-XT3DRBK(黒玉)
(ELECOM)
ボタン数56
チルト機能
(横スクロール)
ー(なし)○(あり)
電池単3電池1本単3電池1本
接続方式USBドングルUSBドングル
DPI切り替えー(なし)○(あり)
価格4500~50003000~4000

すごいぞエレコム、負けているところがない。

シンクライアントの場合、Bluetooth接続が面倒なことが多いからUSBドングルが好きです。

トラックボールマウスの感想

この記事を読んでいる人はM-XT3DRBKの製品に対する感想が知りたいと思うが、その前に普通のマウスからトラックボールマウスに変えた感想を書いておく。一言でいうとトラックボールマウスに変えて良かった!一般的に言われている手首が疲れない、マウスを動かさないから省スペースというメリットが実感できた。

慣れるまでは1日かかったが、慣れてしまえば全然苦にならない。

メリットなのかは分からないが、キーボードショートカットよりトラックボールによるGUI操作の方が効率的に作業が行えるのではないかと思った。Excelとかショートカット多すぎて覚えられないので、GUIの方が楽な場合が多い。

エレコムのトラックボールマウス(M-XT3DRBK(黒玉))の気になった点

カーソル横移動の引っかかりが気になる

マウスカーソル

Amazonのレビューを見ると分かるがM-XT3DRBK(黒玉)は他のトラックボールマウスを使っている人からの評価が低い。カーソルが飛ぶとか、思ったように動かないという意見が多い。

実際に私が使った感想としては、カーソルの横移動のとき引っかかりは確かに気になった。あと少しだけ横に動きたいときに引っかかって、大きく動いてしまう。が、逆にそれ以外は普通のマウスと比べて特段使いにくい点はなかった。

クリック音は静音がよかった

ここ5年近くBuffaloの静音マウス「BSMBW29SBK」を使っていたため、クリック音の大きさは気になった。静音マウスはコクッという音で高音がならないために響かないが、M-XT3DRBKは明確にカチッという音がする。静かなカフェだと使用を躊躇う音量だ。静音の親指トラックボールマウスの選択肢はほとんどなくて、探した限り以下3つだった。いずれも個人的には難ありなので今回は静音を諦めた

  • Digio2 Q MUS-TRLF132 → 本体が小さすぎて使いにくそう
  • MA-BTTB130BK → 戻る・進むボタンがな
  • M-MT1DRSBK → ボールサイズが標準(34mm)より小さい(25mm)

【改善策1】シリコンスプレー

シリコンスプレー

トラックボールマウスの滑りを改善する方法は色々あるようだが馬油、シリコンスプレー、フッ素コーティングが主流のようだ。今回は家にあったシリコンスプレーを使うことにした。

超滑りが良くなる

ボール全体と、ボールの受け口に塗布したところ圧倒的な滑りの良さになった。気になっていた横移動の引っ掛かりは皆無になった。

シリコンスプレーは人体に有害なものと無害なものがあり、家にあったのは有害なタイプだった。吸引しないよう注意してボール全体に塗布する。

シリコンスプレー注意書き

しかし、効果は3日しか持たない

滑りが良くなるのは良いんだけど、2日目あたりから元の滑りに戻ってきて、3日目になるとまた引っかかりが気になるようになってきた。3日に1回シリコンスプレーはかなり面倒なので根本的な対策が必要だと思った。

【改善策2】ボール交換

ペリックス玉とエレコム玉

シリコンスプレーは効果が3日しか持たないので、ボール交換をすることにした。今回はペリックス PERIPRO-303 34 mmに交換した。

AmazonではM-XT3DRBKの赤玉モデルが売られており、黒玉よりは高評価のレビューが多い。交換用の赤玉だけも売られているのでそれにしようかと思ったが、私の購入タイミングでは在庫切れになっていた。

引っかかりが無くなる

滑りの良さはシリコンスプレーした黒玉には劣るが、横移動における引っかかりはなくなった。ボールを変えるだけでこれだけの違いがあるのは驚いた。他のボールも試したくなってくる。1500円以内で色々試せてしまうこともあり、トラックボール沼は嵌ったら深そう。

ペリックス交換ボールもシリコンスプレーしちゃう

超使いやすくなった。滑りもいいし、カーソルも思いのままに操れる。順位でいうとこんな感じ。

ペリックス玉+シリコン >> ペリックス > エレコム黒玉+シリコン >> エレコム黒玉

エレコム黒玉がひどいのもあるけどシリコンスプレーの効果絶大すぎ。ペリックス玉はもともとのクオリティが高いこともあって、シリコンスプレーの効果が薄れても気になりにくいのもいい点だ。

まとめ:トラックボール信者が多いのも納得

トラックボールマウスは信者が多いからなんとなく毛嫌いしていたけど、信者になってしまうのも納得の使いやすさだった。普通のマウスに比べて機種により当たり外れが多いので、購入を検討しているマウスのレビュー記事はしっかり読んで、できるなら店頭でボールの動きを試してみるのがおすすめだ。

もし買ったマウスの滑りが悪い場合は、シリコンスプレーを使うことで滑りを劇的に改善することができる。安価ながらおすすめの対策だ。

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