以前、Blackview Tab6を買ってみたら私の生活にはかなりマッチしていて、使う機会が多いデバイスになった。ただ、ロースペックなところだけが唯一の不満で、色々なアプリを頻繁に切り替えるような使い方をするときは動きの緩慢さが非常にストレスだ。
今回、Headwolf FPad2というBlackview Tab6のメモリを4GBにしただけのようなAndroidタブレットを購入したからレビューする。
結論:メモリ4GBの違いはあまり体感できない。画質悪すぎ。Blackview Tab6の方がいい。
評価:3.0
結論から言うと、Blackview Tab6(メモリ3GB)とHeadwolf FPad2(メモリ4GB)の違いは体感では分からなかった。それより明確に体感できたのはFPad2の画質の悪さだ。
あまりに画質が悪すぎて、Headwolf FPad2は使う気にならない。Blackview Tab6と比べても画質以外は悪いところがないだけにもったいない。FPad2のディスプレイは質の悪いアンチグレアフィルムを貼ったときに起こる「虹色のギラギラ」状態になっており、マジで見るに堪えない。最初から貼られている保護フィルムのせいなのかと思って剥がしてみたが、それでも改善はしなかった。
⬇Headwolf FPad2の良いところ・イマイチなところは以下の通り。(Blackview Tab6との比較)
Tab6より | 良いところTab6よりイマイチなところ |
---|---|
ボディの剛性が高く軋まない Androidバージョンが新しい PD充電ではないが、USB-C to Cケーブルで充電可能 ドコモのバンドに対応している メモリ4GB(体感はできない) ストレージが64GB | ディスプレイの画質が悪い(全体的にぼやけて虹色にギラギラしてる) |
Headwolf FPad2のスペック
Headwolf FPad2とBlackview Tab6のスペック比較
Headwolf FPad2とBlackview Tab6のスペックを表にすると以下の通り。主な差異を赤字にしている。スペックの違いはOSバージョン、メモリ・ストレージ容量くらいだ。
Headwolf FPad2 | Blackview Tab6 | |
---|---|---|
OS | Android 12 | Doke OS_P 2.0 (Android 11) |
縦幅 横幅 厚さ | 211mm 126mm 9.?mm | 207.6mm 124mm 9.45mm |
重量 | 370g | 365g |
ディスプレイ | 8インチ 1280×800 HD IPS アスペクト比16:10 | 8インチ 1280×800 HD IPS アスペクト比16:10 |
リフレッシュレート | たぶん60Hz | 60Hz |
CPU | Unisoc T310, 2.0GHz | Unisoc T310, 2.0GHz |
メモリ | 4GB | 3GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
バッテリー | 5500mAh | 5580mAh |
SIM | nanoSIM×2 またはnanoSIM +microSDカード | nanoSIM×2 またはnanoSIM +microSDカード |
バンド | FDD-LTE: 1/2/3/5/7/8/19/20/28 | FDD-LTE:1/3/7/8/20 |
microSD | 512GBまで | 1TBまで |
スピーカー | デュアル | デュアル |
位置情報 | GPS + BDS + GALILEO | GPS + GLONASS + BDS + Galileo |
WiFi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
指紋認証 | ✕ | ✕ |
顔認証 | ○ | ○ |
防水・防塵 | ✕ | ✕ |
Headwolf FPad2のベンチマーク(16万点)
⬇Headwolf FPad2のベンチマーク結果は以下の通り。念のため2回計測した。
Headwolf FPad2の外観・同梱品
Headwolf FPad2の外観
競合機種であるBlackview Tab6(右)と比較していく。
⬇寸法はHeadwolf FPad2(左)の方がほんの少し大きい。
⬇背面の質感はかなり異なる。Headwolf FPad2は背面がザラザラな加工がされており、指紋が目立たない。Blackview Tab6は使っているとかなり指紋が目立つから、FPad2の加工は良いと思う。
⬇さらに接写してみた。
⬇FPad2の下側はデュアルスピーカー。これはTab6と同じ配置で、横置きにしたら片側からしか聞こえなくなる。
⬇FPad2の上側には左からUSB-Cポート、nano SIM・microSDカードスロット、イヤホンジャック。
⬇FPad2の左側には音量アップ/ダウンボタン、電源ボタンがついている。
Headwolf FPad2の同梱品
⬇Tab5の同梱品はSIMピン、USB-A to USB-Cのケーブル、USB-Aの充電器、説明書だ。
⬇充電器は10Wのものが付属していた。
Headwolf FPad2はUSB-C to Ccableで充電できる(PD急速充電ではない)
Blackview Tab6はUSB-A to Cでしか充電できないんだけど、Headwolf FPad2はUSB-C to Cケーブルで充電が可能だ。ただし、PD急速充電ではなく、あくまで10Wでの充電だ。
Headwolf FPad2がギラギラして画質が悪い
Headwolf FPad2の最大のデメリットは画質が悪いところだ。質の悪いアンチグレアフィルムによくある「全体的にぼやけて虹色にギラギラした」見え方をする。これのせいでFPad2は使う気にならない。
Blackview Tab6はギラギラして見えないから、解像度の問題ではなくディスプレイ品質の問題だ。
⬇画像で伝わるか分からないが、Headwolf FPad2(左)の方がBlackview Tab6(右)より粒子が荒いような見え方になる。
⬇黄色で囲ったところが目で見た感じに近い。Headwolf FPad2(左)は文字がぼやっとしてて全体的にギラギラしているのがわかると思う。
まとめ
Headwolf FPad2はBlackview Tab6より全体的に勝っているんだけど、重要なディスプレイ品質が悪くて使う気にならない。ということでFPad2はメルカリ行きで、Tab6が続投となった。
⬇買うならBlackview Tab6のほうがおすすめ。
コメント