LenovoからIdeaPad Duet 560 Chromebookが発表された。11/26に発売らしい。旧型のIdeaPad Duet(10.1インチ)はChromebookの普及に貢献した名機だったので比較してみる。
結論:IdeaPad Duet 560は高すぎ。Chromebookに求めるのは安さ。
IdeaPad Duet 560は最安でも75,900円(税込)。単純に高い。旧型IdeaPad Duetのようにキャンペーンで15,000円程度の値引きがあったとしても6万円だ。
多くの人が Chromebookに持つイメージは『安いわりに快適に使えるパソコン』ということだ。私の基準としては3万円前後までは安いパソコンと思える。
旧型IdeaPad Duetは名機
旧型IdeaPad Duet(10.1インチ)の定価は45,000円だったが、発売から数ヶ月後の実売価格は3万円前後だった(ポイント還元など含む)。
他のChromebookより軽量・コンパクトでタブレットにもなるし安いと走攻守揃った名機だから売れたのだ。
IdeaPad Duet(10.1インチ)が名機である理由
- 実売価格3万円前後で買える
- 他のエントリークラスのChromebookと違い、液晶が綺麗
- キーボードを付けても軽量(920g)
- コンパクト(10.1インチ)
IdeaPad Duet 560は売れなさそう
新型IdeaPad Duet 560は軽量でもないしコンパクトでもないしタブレットになるけど700gある。旧型IdeaPad Duetとはターゲット層がそもそも違いそう。どちらかというと高級路線だ。
Chromebookに7万も出すならWindowsパソコンやiPadも狙える値段だ。Chromebookを選ぶメリットがあまりない。
また、旧型IdeaPad Duetと比較してもおすすめする理由が見つからない。CPUがSnapdragon 7cなんだからLTE対応してくれればいいのに。
IdeaPad Duet 560が売れなさそうな理由
- Chromebookにしては高い(7万円)
- タブレットとしては重い(700g)
- 13.3インチ、7万円だったらChromebook以外の選択肢が豊富
スペック表
IdeaPad Duet 560とIdeaPad Duet(10.1インチ)のスペックを比較する。注目すべき点はマーカーを付けている。
Lenovo IdeaPad Duet 560 | Lenovo IdeaPad Duet(10.1インチ) | |
---|---|---|
発売日 | 2021年11月26日 | 2020年6月5日 |
価格 (2021/11/18) | (定価)75,900円〜 | 30,000〜40,000円 |
自動更新の有効期限 | ? | 2028年6月 |
画面サイズ | 13.3 | 10.1 |
画面解像度 | FHD(1920 x 1080) | FHD+(1920 x 1200) |
画面アスペクト比 | 16:9 | 16:10 |
画面の種類 | 有機EL | IPS、光沢 |
タッチ操作 | ○ | ○ |
CPU | Snapdragon 7c Gen2 | Helio P60T |
メモリー | 4GB | 4GB |
ストレージ | eMMC 64/128GB | eMMC 64GB(Amazon版) eMMC 128GB |
横幅 奥行き 厚さ | 305.93mm 192.63mm 15.83mm | 244.9mm 169.3mm 18.2mm |
重量 | 1.2kg 700g(タブレット) | 920g 450g(タブレット) |
バッテリー駆動時間 | 15.5時間 | 10時間 |
最大消費電力 | 30W | 10W |
キーボード配列 | 日本語 | 日本語 |
有線LAN | ー | - |
無線LAN | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 4.2 |
USB Type-C | 2 | 1 |
USB Type-A | 0 | 0 |
イヤホンジャック | ー | ー |
メモリーカード | ー | ー |
ディスプレイ出力 | Type-C | Type-C |
その他 | Lenovo USIペンが付属する |
IdeaPad Duet 560の良いところ
- ディスプレイが13.3インチになって大画面化した
- ディスプレイが有機ELになった
- バッテリー持ちが良くなった(15.5時間)
- USB Type-Cポートが2つになった。
- Lenovo USIペンが付属になった。
IdeaPad Duet 560の良いところ
- ディスプレイのアスペクト比が16:9
- 重くなった(1.2kg)
- 消費電力が上がったから充電器を選ぶ。
- 値段が高い(最安で75,900円)
IdeaPad Duet 560の外観を確認
↓IdeaPad Duet(10.1インチ)に良く似た外観だが、ベゼルが細くなって全体的にスタイリッシュになっている。
↓画像はUS配列。筐体サイズが大きいので、IdeaPad Duet(10.1インチ)のように右側のキーだけ小さくなることはないと期待している。
↓IdeaPad Duet(10.1インチ)と同じキックスタンド方式。ASUS Detachable CM3のようにキーボードの角度がつけばなお良かった。
まとめ
結論としてはIdeaPad Duet 560 Chromebookは高いし軽くないし大きい。13.3インチでタブレットになるメリットはあまりない。10インチ、500gあたりがタブレットとして使う限界のサイズだと思う。
なので、2 in 1のChromebookが欲しいならIdeaPad Duet(10.1インチ)をおすすめする。
↓ちなみに75,900円あればまともなノートPCが買える。安いのにデザインも良いパソコンだったらHUAWEI Matebook 2020がおすすめ。
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