今までは休日や旅行時にはiPad Pro+ MagicKeyboardを持ケースに入れて(合計1.5kg)持ち歩いていた。しかし家族で出かけたときに幼児2人(5歳と3歳)がいるとiPadを使って作業するほどの自由時間がなくて、無駄に荷物を増やしているだけだと気づいた。
そこで今回Ewin折りたたみキーボード(日本語配列)タッチパッド付きを購入したのでレビューする。
結論:右Shiftキーが『ろ』になってること以外は大きな不満なし。
結論から言うと、右Shiftキーが存在しないこと以外はそこまで大きな不満はない。左Shiftキーで代用できるのでShiftが全く使えないわけではないが、右Shift + 矢印で文字選択したいときなどに違和感がある。
タッチパッドが付いた折りたたみキーボードで、しかも窮屈じゃない日本語配列はなかなか希少なので、日本語配列派の人はチェックして見てほしい。
良いところ | イマイチなところ |
---|---|
フルサイズキーボードだから窮屈さがあまりないあ 一部のキーを除き違和感の無い日本語配列 タッチパッド付きだから別途マウスが要らない USB Type-Cで充電できる | 右のShiftキーがデカい『ろ』になっている iPad、Windowsなどで一部のタッチパッドジェスチャーが非対応 |
⬇ちなみに英語配列のバージョンはこれ。日本語配列に拘りがないならこっちでいいかも。
Ewin折りたたみキーボード(日本語配列)タッチパッド付きのレビュー
折りたたみキーボードでは珍しい日本語配列
⬇折りたたみなのに割りと普通のキー配列。折りたたみ機構の部分でキーが分断されるものが多いが、本製品は自然なキー配置。
横幅があって打鍵時は打ちやすい。畳めばコンパクト
⬇厚みはぜんぜん違うが、横幅はエレコムのメンブレンキーボード(TK-FDM105TXBK)と同じくらいある。
⬇当然だけどタッチパッドは普通のノートパソコンに比べれば小さめ。ギリギリだけど3本指ジェスチャーができる。
⬇両脇から折りたたむ。サイズとしては開いたときの半分くらいになる。
⬇折り畳むとMi 11 Lite 5Gの1.5倍くらいのサイズ感になる。
⬇厚さはスマホ2〜3台分くらい。
マルチペアリング
⬇QWERキーで動作モードを切り替えられるけど違いはあまりわからない。ASDキーでペアリングするデバイスを3台切り替えられる。
右側のキー配列がちょっと変
本製品は右側のキー配列がちょっと変。たぶん英語配列の製品のキートップを変えて無理やり日本語配列にしたことが原因だ。
配列が変なだけならまだ許せるけど、右Shiftが無くて超デカい『ろ』になっている。これが本製品の最大のイマイチポイント。
タッチパッドはそれなりに使える。
タッチパッドはちょっと滑りが悪いけどそれなりに使える。
iOS、iPadOSは純正と微妙に動作が違う
純正Magic Keyboardのトラックパッドと比べるのは酷だけど、比較すると引っ掛かりを感じる。
また、純正Magic Keyboardのトラックパッドとジェスチャーが微妙に違う。2本指スワイプでSafariとかの戻る/進むができればなぁ。
ジェスチャー | Ewin | 純正Magic Keyboard |
---|---|---|
1本指でタップ | クリック | 同左 |
1本指でダブルクリックして移動 | ドラッグ | 同左 |
2本指で左右スワイプ | ホーム画面切り替え | ホーム画面切り替え アプリ内の戻る/進む |
2本指で上下スワイプ | スクロール | 同左 |
2本指でピンチイン・ピンチアウト | 拡大・縮小 | 同左 |
3本指でタップ※ | ホーム画面に戻る ※AssistiveTouchに割当 | ー(なし) |
3本指で上にスワイプ | Dockを開く/閉じる ※iPadOSのみ | ホーム画面に戻る スワイプして止めるとAppスイッチャー |
3本指で下にスワイプ | Appスイッチャー | ー(なし) |
3本指で左右にスワイプ | アプリの切り替え ※iPadOSのみ | 同左 |
4本指でタップ | スクリーンショット | ー |
Androidはほぼジェスチャーできない
これはEwinが悪いわけじゃなくてAndroidの問題なんだけど、ほぼジェスチャーがない。
- 1本指でタップ → クリック
- 2本指で上下左右スワイプ → 上下左右スクロール
これだけしかないが、Androidでブログを書くときはさほどアプリの切り替えをしないから特に困ったことはない。
Windowsは違和感なく使える
Windowsで使おうと思ってる人は少数派だと思うから割愛するけど、Windowsでも問題なく動作する。説明書に載っているジェスチャーは以下の通り。
ジェスチャー | Ewin |
---|---|
1本指でタップ | 左クリック |
1本指でダブルクリックして移動 | ドラッグ |
2本指でタップ | 右クリック |
2本指で上下スワイプ | スクロール |
2本指でピンチイン・ピンチアウト | 拡大・縮小 |
3本指でタップ | 検索 |
3本指で上にスワイプ | 開いているウィンドウを全て表示する |
3本指で下にスワイプ | デスクトップに戻る |
3本指で左右にスワイプ | ウィンドウの切り替え(Alt + Tab) |
4本指でタップ | アクションセンターを開く |
私の場合、EwinをWindowsで使うことはほぼないからこれだけ動けば充分かと思う。
まとめ
本記事をまとめると以下の通り。
- 日本語配列でタッチパッド付きの折りたたみキーボードはほぼないからこれ一択になる
- 右Shiftキーがないという最大の欠点を許容できるなら買いな製品
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